お葬式の歴史と言うのはそもそも100余年あまりの歴史があり、言い伝えや風習や慣わしがたくさんあって私自身も全ては把握していないです。しかし長い事葬儀業界に携わっていてよくアドバイスするコメントがあるので下記に書き出してみますのでご参考までに。
古来からの慣わし
- 葬儀に参列する妊婦さんは腹帯に手鏡を入れておく。
古来から死人は穢れた者として考えられていてお腹に宿る赤ちゃんに邪気が入らないように手鏡で邪気を跳ね返す意味がある。 - 納棺の時にご健在の方が写っている写真は入れない。
葬儀とは昔からカレンダーの暦の友引には火葬は行われません(一部例外を除く)その意味として故人が友を引いて行ってしまう。つまり連れて行ってしまうと考えられているからです。写真もその事が当てはまりますので家族で検討して入れるか入れないかを考えないといけませんね。 - 床の間、仏壇、神棚には半紙を張り封印する。
家の中にある神聖な場所に半紙を垂らし封印をします。先にもお話しましたが邪気の入り込みを封印する意味があります。 - 自宅に戻った時は玄関に上がる前に清め塩で体を清める。
こうして書いているとつくづく疑問が出てきますが、やはり邪気となるものを家に入れないために身を清めるのですが、最愛の人が穢れていると考えるのも矛盾がありますよね。 - 精進落としの時に生物を食す。
葬儀に参列して穢れた体を生臭いものを食し追い払う意味。